日本キーホルダー工業はコロナの影響もあり2020年~2022年頃までは社内、工場内、もバタバタとしていましたが2023年以降は新しい日常をつくり新しい体制での平常運転をしている、と言える体制となってきました。
グッズ業界的にも当然コロナの影響は大きく受けたものの、それらを感じさせないくらいアクリル製品のご依頼は飛躍的に伸びたように感じています。ここで少しアクリルグッズの市場の規模と今後の動向を考えてみました。
目次
アクリルスタンドの市場規模は?
2020年代はアクリルスタンドが大躍進をしていると言ってもいいほどの人気となっているように感じます。
アクリルグッズ全体の市場規模
アクリルグッズは年間に国内で1億個程流通していると言われています。アクリルキーホルダーは1個700円~1000円程度、アクリルスタンドは1200円~2000円程度ということを考えると、アクリルグッズ全体の市場規模は800億~1300億円程度ではないでしょうか。
キャラクターコンテンツ市場が1.2兆円程度の市場規模ということを考えるとアクリルグッズ10%に近いシェアを占めているということになりますね。とても大きい!
アクリルスタンド/アクスタの市場規模
それではアクリルスタンドの市場規模というとどのくらいでしょうか?アクリルキーホルダーよりも数は少ないですがその分単価は高いということを踏まえ、そして日本キーホルダー工業でご依頼いただくアクキー・アクスタの注文数などを考慮してアクキー・アクスタを比較すると、市場規模としてはアクリルスタンドも全体のおよそ半分くらいまで迫ってきていると考えて良いのではないかと考えています。
とすると、アクスタの市場規模は400億~700億円程度、ではないかと推定されます。
アクリルスタンドの市場規模、侮れませんね。そしてその市場規模は2020年代に入って以降どんどん膨れ上がってきているのを感じます。
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アクスタ市場はもっともっと盛り上がる!
アクリルスタンドは今ではアクリルフィギュアと言われるほどさまざまな形状へと広がりを見せています。もともとは等身あるいはミニキャラを立てるだけのスタンドでしたが、今ではその形状はどんどん複雑化しています。
この複雑化がアクリルスタンドの表現の幅を広げ、アクリルスタンドからの派生商品としてアクリルブロックやアクリルスマホスタンドなどを始め、アクリルパズル、アクリルキューブ、アクリルフィギュア、アクリルジオラマ、と次々に新しい商品がリリースされている現状です。
アクスタの制作は難しい?いえいえそんなことありません
さて、いきなり話は変わりますが今日はアクリル加工品の中でも近年大きく注目を集めるアクリルスタンド、通称アクスタについてのお話をさせていただきたいと思います。もともとはスマホスタンドのような使われ方をされることが多かったアクリルスタンドですが、数年前にあるアイドルグループがアクスタを販売していこう大流行を迎えます。
そのニーズは年々高まり、今でもまだ勢いはとまらない印象です。
そんなアクリルスタンドの魅力を皆さんにお伝えしようと思って今回筆をとりました。筆はとっていませんが。
ただ多くの方がまだつくったことのないグッズに手を出す時には少し不安があるとか及び腰になってしまうとも言われています。データの作り方がわからない、難しそう、料金が高いから、そんな声を聞いたりすることもちらほら。
料金に関してご安心下さい。日本キーホルダー工業でどこよりもご安心いただける価格にてアクリル全般の加工をさせていただいております。
以前はアクリルスタンドの歴史という記事にて、アクリルスタンドとは?アクリルフィギュアとは、といった観点からこれまでの歴史を振り返ってみました。
今回は工場長ブログではありますが個人的にアクスタ市場を見てきた立場から感じる現在のアクスタ市場のトレンドを皆さまにお伝えできればと思っています。
それではいきましょう。アクリルスタンドの世界をご案内いたします。
ビッグサイズアクリルスタンド
缶バッジとアクリルキーホルダーもそうでしたが人気になるとサイズの人気も変遷していきます。その中でサイズが大きくなっていく流れがありました。アクリルスタンドもその流れに漏れず、現在では大きめサイズのアクリルスタンドが増えているように思います。
↑大きいサイズのアクスタは高さが31cmもあります。2019年頃からビッグサイズアクスタの作成相談が増えてきている傾向があります。大きいサイズのアクスタはとても存在感がありますね。商品単価を高く設定できるというのも企画を立てる側としてポイントが高いと思います。
↑なんとその高さ33cmのアクリルスマホスタンドです。以前はスマホスタンドという商品としてアクリルスタンドの作成依頼をいただくことが多かったのですが、今ではスマホスタンドの機能をもつアクリルスタンドをご依頼いただくことは減ってきたように思います。
その代わりにキャラクターだけのスタンドが増えました。こちらのビッグサイズアクリルスタンドはスマホをおいてもキャラクターのインパクトが強くスマホスタンド向きなサイズ、とも言えるかもしれません。
アクスタの形状は複雑化
サイズが大きいものを作られるようになったアクリルスタンドはそこからさらに進化を遂げています。複雑な形状のオリジナルタイプのアクスタが多く制作されるようになっっていきました。
↑ゆらゆらとゆりかごのように揺れるアクリルスタンド。ゆらゆらアクスタです。
↑引用元https://booth.pm/ja/items/1190288
台座がモチーフのように装飾されています。とてもおしゃれ!
キャラクターの装飾部分をアクリルで表現しているものもどんどん増えてきました。
こうして現在アクリルスタンドは表現の幅が無限に広がっていると言っても過言ではない、企画者のアイデアを縦横無尽に表現できるアイテムとなりました。
何故アクリルスタンドの市場はここまで成長したのか?
アクリルグッズを語る上で忘れてはいけないのがこのように自由な形状で作成が可能な上に金型や製版などがかからないという点が何と言っても企画者にとってはありがたいものです。
通常のフィギュアなどは金型というものがかかり、この金型代金だけでも相当な金額がかかってしまい、そのため1000体以上作成をしないと採算をとることが難しくなります。
アクリルスタンドは金型も製版も必要ない
こういった初期コストがかからないという点で試作もしやすいというのがアクリルグッズの特徴です。こういう製法上の都合も企画者がさまざまな形状に冒険するのに一役買っていると思います。
コロナ禍以降はメッセージ性のあるアクスタも
↑リアライズオリジナルキャラクター「イースターズ」で表現されたコロナ中に少し話題になったキーワード。少し懐かしい気もしますね。
↑アルコール消毒をお願いする案内板をアクリルスタンドで。こんな小さな工夫もあのような環境ならではだったかもしれません。
これ以外にも日々多くのお客様からアイデアいっぱいのアクリルスタンドの作成依頼をいただいています。
お客様インタビュー・ギャラリーコーナーではお客様の活動の紹介と共にさまざまなアクリルグッズの紹介をさせていただいていますので、これからアクリルスタンドを作成したいという方はぜひ参考にして下さい。
アクリルスタンドはもちろんアクリルグッズの制作その他キーホルダーの企画をお考えの方はぜひお気軽に私達日本キーホルダー工業にご相談を下さい。アクスタに関するあらゆるご要望にお応えさせていただきます。