キーホルダーに関するニュースをお届けするコーナーです。今回はこちらの記事からご紹介します。
「5類」で撤去のアクリル板、「動物保護」の新たな役目…学生デザインのキーホルダーに
コロナ禍で世に生まれたアクリル板を作品として今度は生活を彩るアイテムにしていこうという取り組みを紹介します。どのようにしてアクリルキーホルダーが活用されているのかと言う点に着目したいと思います。
アクリル板の再利用と社会貢献
新型コロナウイルスの感染防止策として活躍したアクリル板が、新たな命を得ています。九州産業大学の伊藤敬生教授と学生たちは、アクリル板を再利用し、絶滅危惧種の動物をデザインしたアクリルキーホルダーを製作しました。これは、資源の廃棄と野生動物の危機、二つの社会問題に対する挑戦でもあります。アート的表現としての社会にメッセージを伝えるという意味もあります。
アクリルキーホルダーはガチャガチャで販売、全売上を寄付
今回の取り組みで制作されたアクリルキーホルダーは、透明なアクリル板を使って、絶滅危惧種の動物の形に切り取られ、学生たちが自らデザインしました。
これらのキーホルダーは、ガチャガチャで販売され、売り上げは全て日本動物園水族館協会の野生動物保護募金に寄付されます。全ての売上というところにこのアクションに対する強い思いを感じます。
アクリルキーホルダー、命を救うシンボルへ
このプロジェクトは、アクリル板が人間の命を守るために活躍した後、再び別の命を救うシンボルとなることを目指しています。アクリルキーホルダーは、絶滅危惧種の問題をより身近に感じ、考えるきっかけを提供します。
美しさと意義深さ、アクリルキーホルダーの魅力
アクリルキーホルダーは、その美しさと意義深さから、多くの人々に受け入れられています。キャラクターグッズでは王道のアイテムとして、アニメやゲームのグッズでは「アクキー」という愛称で多くのファンが様々なキャラクターのアクキーを手に取っています。
今回製作されたそれぞれのキーホルダーは、特定の絶滅危惧種を象徴し、その動物についての認識を高めることを目指しています。これは、私たちが地球上の他の生物と共有する責任を思い起こさせる、強力なメッセージを伝えるアイテムです。
アートと環境保護の融合
アクリルキーホルダーの製作は、アートと環境保護の融合とも言えます。コロナの影響を受けなくなった現在、世界中にあるアクリル板をただ廃棄するという形ではなくアクリルキーホルダーという作品にするというのは創作活動と環境保護の融合と言えるでしょう。こういった取り組みは人類の生活を豊かにしていく知恵として広く世に伝わっていくことを期待します。
そして私達アクリルキーホルダーの作成業者も環境保護というものに向き合っていかなくてはならないとあらためて感じるニュースでもありました。
アクリルキーホルダーの事業をどのように再生可能なものにしていくか、ゼロエミッションという課題にどう向き合っていくか、日本キーホルダー工業でもこの課題については今後継続して考えていきたいと思います。