おはようございます。日本キーホルダー工業の工場長佐藤です。今日はキーホルダーの人気の変遷を少し話したいと思います。
日本キーホルダー工業はもともとはハメパチキーホルダーを作成できるサービスとして2011年にオープンしました。
その時は「キーホルダー屋さん」と名乗っていましたね。
ハメパチキーホルダー
ハメパチキーホルダーはアクリルでできた定型サイズのキーホルダーパーツでフルカラープリントでデザインを配置した化粧紙を挟む形で仕上げることができます。
3個入り制作キットなどもあるので自作のキーホルダーとしてはなじみのある方も多いかもしれません。アクリルタイプのキーホルダーと言えばこのハメパチが主力商品でした。なんと言っても小ロットからつくれることとラインナップの豊富さがとても魅力的な商品です。今も昔も変わらずチームやクラスでユニフォームタイプのハメパチは大変多くの作成依頼をいただいています。ご注文のピークは12月中旬から3月初旬の卒業シーズンになります。
毎年ハメパチの注文が増える頃になると「今年もそういう時期が来たんだな」と少ししみじみとした気持ちになったりするものです。
オープンした当時はまだご注文もそこまで多くなかったので事務所の作業スペースで私と作業メンバーとでひとつひとつ手作りで丁寧に作っていました。懐かしいw
そして2012年、ハメパチのリリースラインナップに加わったのがメタルキーホルダーです。
メタルキーホルダー
メタルキーホルダーもハメパチとほぼ同型がラインナップとして存在しクラスやサークルで利用されるユニフォームタイプがやはり人気です。高級感のあるメタルキーホルダーはより強い印象がありチームの絆や思い出を形として残す上ではとても象徴的なオリジナルグッズと言えます。
アーティスト物販としてのご依頼では丸形も人気が高く、今コロナで少し元気のなくり気味に感じる音楽系のイベント業界でも今後の巻き返しの中で需要も伸びてきて欲しいと思っているアイテムのひとつでもあります。
缶バッジも高級感のあるメタリックタイプが出ているのと同様、ハメパチタイプの中にスペシャル版としてメタルタイプを少ロットで作成し企画に活かすというパターンもありました。
2013年まではこのハメパチタイプのアクリルキーホルダーとメタルキーホルダーを主力商品として「キーホルダー屋さん」は運営を続けていました。そしてこの年に株式会社リアライズのキーホルダー制作事業は大きな転機を迎えます。
まず先立って新しくラインナップに入った商品がラバーストラップです。
ラバーストラップ
ラバーストラップ、ラバーキーホルダーなどの言い方でキャラクターグッズの提案アイテムとして愛されています。グラデーション表現はできないもののコミカルなSDキャラ向けのとってもかわいいグッズに仕上がる印象です。PVCという素材を着色し金型に人の手で色のついてPVCを差し入れて作られるおじ成るグッズです。サイズと色数によって価格が変動します。
2010年以前では本当にキャラクターグッズの主役と言ってもいいほど多くの商品が販売されていました。
そんなキャラクターグッズの作成サービスが2013年の初頭にリリースされました。キャラクターグッズの王道アイテムだけあって案内開始と共に多くの制作相談をいただけるようになり現在でも日本キーホルダー工業の主力商品として多くのお客様とをつなぐ大切なアイテムとして一翼を担ってくれています。
そしてその数ヶ月後、後に日本キーホルダー工業のメイン商材となるアイテムであり、キャラクターグッズの女王と言われるほどにまで日本全国で人気の提案アイテムともなるグッズの制作サービスを開始します。
それが「アクリルキーホルダー」です。
アクリルキーホルダー・アクキー
「アクリルキーホルダー」と言えば2012年頃までは冒頭で紹介したハメパチキーホルダーのことだったように思います。当時からアクリルを自由な形にカットするアクリルダイカットのこのキーホルダーは存在し販売も既に多くされていましたが、2009年頃から人気が爆発した缶バッジなどに比べるとキャラクターグッズの中で中心にいる存在という程でもありませんでした。
しかし2013年にあるアニメ作品でアクリルダイカットキーホルダーが発売され大人気となったことをきっかけに状況が変わります。ほとんどのアニメ作品でアクリルキーホルダーが作成されるようになりました。
その原因のひとつとしては2013年頃からあっという間に国内でUVプリンターとレーザーカッターを導入する企業が増え小回りのきく対応でアクリルキーホルダーの制作サービスを一斉に開始し始めたことが大きかったでのはないかと思います。
アクキーと言われてユーザーさん、同人作家さんの中でも人気になっていったのはこの頃からだったように思います。
アクリルキーホルダー通称”アクキー”は3mm厚の透明アクリル板にUVプリントを施しキャラクターのまわりの部分にオフセットと言われるカットラインを設け、このラインをレーザーカットすることで作られます。なんと言ってもデザインの自由度が高くどのような方でもほぼ制限なく自由な形でのキャラクター表現グッズ制作が可能なのが魅力であり人気の秘訣なのではないかと思います。
こうした状況の中、2013年にリアライズでもアクリルキーホルダーの機材であるUVプリンターとレーザーカッターを導入し提供を開始します。もともとキーホルダー制作を運営していたこともありアクリルキーホルダーはすぐに大変多くの製造依頼をいただけるようになり、現在にいたるまでその製作数は伸び続けています。
今では日本キーホルダー工業だけでなく株式会社リアライズの制作サービスを代表する商品として多くの企業様、個人のお客様と私たちを繋ぐアイテムとして活躍してくれているとっても思い入れのあるアイテムです。
そこから4年後、これは何かを導入したという訳ではないのですがじわじわと人気が出て製造依頼をいただくようになったオリジナルグッズが「アクリルスタンド」です!
アクリルスタンド
アクリルスタンドはアクリルキーホルダーと同様の機材で作成されます。
アクリル板にUV印刷を施し、レーザーカットでキャラクター部分と台座部分を切り出し、台座にキャラクター部分を差し込むことで仕上がります。
もともとはアクリルスタンドと言えばアクリル製のスマホスタンドのことを指してよく言われていた時期がありましたが、現在ではキャラクターを飾るアイテムとして定着をしています。
このタイプアクリルスタンドは2014年頃から少しずつ見かけるようになっていきました。そんな中2017年頃にあるアイドルのグッズとして販売されたことをきっかけに芸能人のグッズとして採用されることが一気に増えました。
またその人気の影響を受けるような形でアニメのキャラクターグッズとして本当に多くのアクリルスタンドが制作されるようになりました。
そしてその後もアクリルスタンドはその表現の幅広さから様々なアイデア商品が生まれてアクキー同様にアクスタという略され方で愛され、今では「アクリルフィギュア」と言われるほどに様々なアイテムが生み出されるようになりました。
2021年現在ではアクリルキーホルダーとアクリルスタンドはキャラクターグッズの中心の位置にいるグッズとして君臨していることは皆さんも知る通りかと思います。
こうして土台となる商品のラインナップは形成されていき多くのお客様にご利用いただけるサービスへと成長していきました。
2018年に屋号を「キーホルダー屋さん」から「日本キーホルダー工業」へ変え、サイトもリニューアルをしました。
ちょうどその時と同じ頃私達にとって歴史的な、思い入れのあるアイテムの作成サービスがリリースされました。
それが「レコードキーホルダー」です。
レコードキーホルダー
何故このレコードキーホルダーが歴史的な商品かと言うと、このオリジナルグッズが我々にとって初の完全自社開発の商品であった為です。
実は2015年の頃からレコードタイプのノベルティグッズをつくりたいという構想は私の中にはありました。溝の部分をどのように表現するかなど仕様面で課題があった為に少しずつ構想を温めていきました。
アクリルグッズの仕入れ先を開拓していく中でプラスチック成型ができる工場と知り合うことができました。そこで開発の構想を相談し1年程時間をかけて盤面をどのように表現するか、素材は何を採用するかなどの試行錯誤の末生まれたのがこのレコードキーホルダーです。設計と素材の選定には実は拘りました。レコードっぽくなるように。やはり開発の行程は相当楽しく、少しずつ形になっていくことの楽しさをあらためて感じることができました。
自分にとってもモノづくりの原点回帰ができたような感覚はリアライズという会社にとっても大きな転機となりました。自社で商品を開発するということをスピード感を持ってやっていくようになったのはこの頃からです。
そんな意味でも思い出深いレコードキーホルダーは今後より活発になるであろう音楽業界に向けてあらたてめ案内をしていきたい商品です。
新しいキーホルダーが続々登場!
以前は、既に世の中にあるものを機材を導入することでラインナップに加えるというような形での商品追加でしたがレコードキーホルダーのリリース以降は開発と言う要素が強くなっていきました。
■連結アクキー缶バッジ
アニメやゲームなどのキャラクターグッズの王様である缶バッジと女王様であるアクキーが合体した最高にして至高のアイテムが「連結アクキー缶バッジ」です!
■フェルトキーホルダー
フェルトキーホルダー、フェルトバッジは綿素材のトートバッグとの相性が抜群です♪こちらもリアライズ自社開発商品です!
■キャラステージ
究極のアクリルフィギュアが登場!その名も「キャラステージ」。キャラが映えるステージがつくれます。自分だけの組み合わせができる企画ものなど企画担当者様の腕の見せ所な面白い発想をぜひご相談下さい!
これからも日本キーホルダー工業はアクリルはもちろんオリジナルのグッズをどんどん開発し皆様の表現活動を支えていきたいと思います!!
キーホルダー以外の制作もお任せください
キーホルダー以外の制作にも興味のある方は、以下サイトをご確認ください。
缶バッジ→バッチリ缶バッジ
Tシャツ→推しTeeふぁくとりー