皆さま、こんにちは!
今回は、オリジナルアクリルグッズを制作している私たちが、プロとして、アクリルについてのお話をしようと思います。
アクリルキーホルダー、アクリルスタンドをはじめ、オリジナルのアクリルグッズを作成する際、アクリル板をレーザー加工しているのですが、アクリル板にも種類がたくさんあるのです。
そして、用途も様々。
今日は額縁とアクリルについてお話しします。
アート作品を飾るための額縁には表面を保護するためにアクリル板が使用されることがあります。
皆さんもきっと目にしたことがあると思います。
以前はガラス版が使用されることが多かったのですが、最近はアクリル板を使用している額縁が目立つようになりました。
まずはガラス版とアクリル板の違いをメリットデメリットという形で簡単にご紹介します。
■ガラス版
<メリット>
・長持ち
伸縮が少なく、割れない限りは劣化することがほぼないので長持ちします。
・価格が安い
アクリル板と比較すると、価格が安くすみます。
ただし、無反射ガラスや反射防止など、特殊な加工がしてあるガラス版は価格が変わってくるので要確認です。
・傷がつきにくい
表面が固いガラス版は、通常の清掃の範囲ではほぼ傷つきません(窓ガラスなどを思い出していただけるとわかりやすいかと思います)。
ただ、硬いもの(例えば砂など)が付着している状態で強く拭くと傷つくことがありますのでご注意ください。
<デメリット>
・破損しやすい
みなさまご存じの通り、ガラスですので強い衝撃など与えると割れます。
割れた破片が肌や作品を傷つけてしまうこともあるので、割れてしまった時は慎重に取り扱いましょう!
・重い
アクリルと比較すると断然重いです。
(同サイズの場合、アクリルの約2倍の重さになります‥!)
■アクリル板
<メリット>
・破損しにくい
ガラスに比べ素材に柔軟性があるので割れにくいです。
強く曲げたり強い衝撃で割れることがありますが、破片が少ないので割れた時の処理もガラス版よりも簡単です。
・軽い
ガラス版の約半分の重さです。
<デメリット>
・熱で変形することがある
アクリルは熱で膨張するので、高い熱に長時間充てるとゆがむ可能性があります。
・静電気を帯びやすい
静電気によってほこりが付着しやすくなるので額装時に気を使います。
(仕様前に界面活性剤で洗い流すとほこりがつきにくくなりますが、あくまで個人使用の際のご参考まで‥)
・ガラス版と比較すると割高になる
こちらも、無反射や反射防止などの種類によってまた変わってきますので、仕様前(購入前)に確認することをお勧めします。
・傷がつきやすい
ガラスと比較すると柔らかい素材なので、硬めの布でも強くこすると傷が残ってしまう場合があります。
柔らかめの布で清掃するようにしましょう。
こちらはあくまで額装に使用されるアクリル板の話ですが、アクキーにおいても共通して言えることはありますのでご参考まで◎
ガラス版にもアクリル板にも特殊な加工(無反射、反射防止など)が施されているお話をしましたが、グッズ制作における特殊加工はあるのでしょうか?
あります!
これからご紹介します。
特殊加工のアクリルを使用したアクキー
アクリルキーホルダーで使用するアクリルにも最近、厚みや色、特殊加工を施したものが増えています!
日本キーホルダー工業でも取り扱っている特殊加工のアクリルをご紹介します♪
■レンチキュラーアクキー
見る角度によって見え方が変わるレンチキュラー素材がアクリルキーホルダーとなってリリースされました。
アクリルスタンド、アクリルフィギュアも、もちろん作成可能です!!
レンチキュラーについて詳しく書いてある記事がこちら!
■オーロラアクリル
見る方向や、光の当たり方によって違う輝きを映すオーロラ加工を施したアクリル業界の最新グッズ。
多商品と差別化出来ること間違いなしです!!
キャラクターをそのまま印刷するのはもちろん、白版のみでロゴを印刷したり、印刷なしのカットのみでアクリル型にするのもオススメです。
グッズとして見かけるアクリルも額縁に使用されるアクリルも同じ素材ながら用途が異なると、こんなにも見え方が違うのです。
「アクリル」という素材の奥深さを知るきっかけにしていただければ嬉しいです。
それではまた!